持続可能な社会のために持続可能な社会のために

エシカル消費を実践し、持続可能なライフスタイルを身に付けて地球の危機を救おう!

フェアトレードで貧困のない世界へ

日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方、生産している途上国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。
生産者が品質の良いものを作り続けるためには、生産者のはたらく環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。
フェアトレードとは「公平・公正な貿易」という意味。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」のことなのです。

フェアトレード

COLUMN

おいしいチョコレートの真実

チョコレートの原料であるカカオ豆。その生産者がどのような暮らしをしているか、想像したことがありますか?
カカオ豆は、西アフリカ、東南アジア、中南米などの国で生産されていますが、カカオ豆の国際価格はニューヨークやロンドンといった生産者の声の届かないところで決められています。カカオ豆生産者の暮らしは、日々変動する国際価格に左右されるため、十分で安定的な収入が得られず、学校に行けずに農園で働く子ども達が大勢います。児童労働(義務教育を妨げる 労働や18歳未満の危険・有害な労働)をする子どもは、世界に約1億6,000 万人いると言われています(国際労働機関(ILO)と国連児童基金(UNICEF)による児童労働の世界推計(2020年)より)。

フェアトレードでは、子どもを劣悪な環境で働かせて生産されたものは扱わないため、 私たち消費者がフェアトレードの商品を購入することで、さらにフェアトレードの商品が広まっていけば、子どもたちの笑顔が増えていくことにもつながります。

チョコレート

「地球温暖化」と消費者の暮らし

便利な暮らしになればなるほど、エネルギーの消費が増えてきます。現在、私たちは主に、化石燃料から作られた電気やガスなどのエネルギーを消費して生活しています。化石燃料燃焼によって排出される二酸化炭素(CO2)は、大気を温め、温室効果ガスとして地球温暖化の原因のひとつとなっています。

「地球温暖化」

地球温暖化が加速すると、異常気象の発生率が高まったり、海面上昇が起きたり、世界中でさまざまな問題が生じます。これからの地球を守るためには、いまの私たちの一つひとつの行動の選択が重要です。商品の生産から廃棄までにも多くのエネルギーが使われ、CO2 が排出されているため、商品を選ぶ・捨てるなど、そのひとつの選択で地球に与える影響が変わってくるのです。
私たち消費者には、CO2の排出を減らすために、省エネルギー型の暮らしをつくっていくことが求められています。

ごみを減らす暮らし

私たちが出すごみの量は、一人1日当たり約1kg。ごみの焼却にも大量の二酸化炭素が排出されるなど、多大なエネルギーが必要です。
大量に物を消費して、廃棄することは、地球温暖化や環境汚染など、さまざまな問題を引き起こす一因となっています。生産から廃棄までを見通して、環境に配慮しながら物を循環させる持続可能な消費生活を実践することが大切です。

ごみ総排出量の推移

プラスチックごみは問題??

私たちの暮らしに欠かせない便利なプラスチック製品。その製造のために使われる原油の採掘から、流通・製造・消費・処分までに多くの二酸化炭素が排出されています。
また、海洋プラスチックごみも問題となっています。河川などを経由して海に流出したごみのことを指し、2050年には、海洋中のプラスチックの量が魚の量を上回るともいわれています。
一度流出したプラスチックごみは、例えば海岸での波や紫外線等の影響を 受けるなどして、やがて小さなプラスチックの粒子となります。5mm以下に なったプラスチックは、マイクロプラスチックと呼ばれていますが、これらは、細かくなっても自然分解することはなく、数百年間以上もの間、自然界に残り続けると考えられています。(WWFジャパンHPより)
便利で大量に生産されているプラスチック製品ですが、環境や生態系に与える影響を考えてから購入を判断しましょう。

プラスチックごみ

COLUMN

再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなど繰り返し利用できるエネルギーのことです。CO2を排出しない持続可能なライフスタイルを目指して、世界は環境にやさしい再生可能エネルギーの開発と利用方法等の研究に取り組んでいます。

地球のための選択肢

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